【イチゴの魔法】

 

 

 

     ――――何故だろう

             いつからか

               アイツが

 

           気になって

             気になって

               気になって

 

           どうしようもないくらい

             狂うほどにアイツばかり追いかけてた

 

 

     「御柳」

     「はぁ?」

 

 

     いつものようにガムを噛みながら面倒くさそうに視線を向けたアイツ

     甘い甘い香りが漂って…

     その気だるい表情が何故かとても色っぽく見えて…

 

 

     「うまそうだな…」

 

 

           ポツリ

 

             無意識にもらした言葉

 

 

     「残念っした〜。もうないっすよ?」

 

 

     ガムを噛みながら子供のように微笑むアイツ

 

 

           時に妖艶に

             時に子供のように

               時に小動物のように

                 時に獰猛な獣のように

 

 

     俺を無意識に誘っては逃げる、アイツ

 

 

     そんな御柳に近づき、俺は…

 

 

     「ん…!?」

 

 

     ――――気がついたら、唇を奪っていた

     その瞬間、イチゴの甘ったるい味が俺の口内に広がる

     甘い味に誘われるように舌をからませ、口内を侵食し、そのガムを奪った

 

 

     「ク…、甘いな。虫歯には気をつけろよ?」

 

 

     長いキスのあと、糸を引きながら唇を離した

     何事もなかったかのように意地悪に笑いながら

 

 

     「な…?///」

 

 

     いつもの強気な表情が真っ赤になったのがまた可愛くて

     俺は思わず声を出して笑ってしまった

 

 

           嗚呼、なんて不思議なやつなんだ

             表情がころころかわって

               何度見ても飽きない

 

 

     「ちょ!俺のガム返してくださいって!」

     「欲しいなら奪い返せ…ククっ」

     「笑うなー!///つか、俺のー!///」

 

 

           イチゴの甘い香りが俺の気持ちを増幅させる

 

 

           嗚呼、どうしてますます好きになるのだろう

             近づけば

               近づくほど

           飲み込まれて

             離れられない

 

 

           この感情は

             イチゴが巻き起こした

               錯覚か それとも…

 

 

     「…お前のキス、イチゴ味だな」

     「な…!?///」

     「子供ハミガキみたいだな?」

     「だからからかわないでくださいって!!///」

 

 

           まぁ、そんなことはどうだっていい

             俺はもう

               このイチゴの魔力に魅入ってしまったのだから

 

           I LOVE YOUR STRAWBERRY

              I LOVE MY STRAWBERRY

                YOU LOVE YOUR STRAWBERRY
                   YOU LOVE MY STRAWBERRY…

 

 

 

 

     FIN

芭受同盟めぐりしていたら書きたくなったので(バトミス同盟めぐりのときも同じようなこと言って仕上げてたな…)書きました♪
でも…しょぼいです(汗)
そしてタイトルダサダサです…恥ずかしいです///
ちなみに最後の英文はSadsの「ストロベリー」の引用です♪
私がこういう作品を書くと「な、何があったの!?」って言われるんですよね…。
そんなにほのぼのは私に似合いませんかね?(笑)


どうでもいいですが芭唐が噛んでるガムはイチゴ味だと私は信じます!
芭唐の噛んでいるガムはイチゴ味だ!同盟

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